
生前贈与は損?得? 2024年から「持ち戻し」爆誕
生前贈与は損?得? 2024年から「持ち戻し」爆誕
「生前に贈与しておけば安心!」と思ったら、まさかの落とし穴。
2024年1月から、相続税の「加算期間(持ち戻し期間)」が大幅に変更。従来は“相続前3年以内”の贈与が対象でしたが、これがなんと“7年以内”に延長。これにより、「早めに贈与しておけば税金回避できる」というセオリーが崩れました。
具体的には、贈与から3年以内はフル加算、4~7年以内は段階的に加算される仕組み。たとえば6年前に贈与した分も一部相続税の対象になり得るわけです。
さらに要注意なのが「相続時精算課税制度」。この制度は贈与時に税金を納める代わりに、暦年贈与の非課税枠(年間110万円)を超えても贈与できる制度ですが、贈与した全財産が相続時に無条件で“全額”持ち戻し対象になります。つまり、贈与時と相続時の“二重で課税リスク”が現実に。
「贈与すれば節税になる」は昔の話。今は下手に贈与すると逆に税負担が増えるケースも。特に不動産贈与は評価や手数料も高額になるので、損得をしっかりシミュレーションすべきです。
相続税の「小規模宅地の特例」など、相続時の控除制度をフル活用した方が有利なことも多く、「今すぐ贈与」ではなく「最適なタイミングと方法」の設計がカギ。
生前贈与は一度やったら取り戻せません。今後は、制度の変更に合わせて、専門家とタッグを組んだ“戦略的相続”が求められます!
