
【日進市の相続】「とりあえず兄弟で共有」が一番危ない?実家相続で後悔しないための考え方
【日進市の相続】「とりあえず兄弟で共有」が一番危ない?実家相続で後悔しないための考え方
日進市で相続のご相談を受けていると、実家や土地の分け方について、
「とりあえず兄弟2人の共有名義にしておこう」
という話になることがあります。
一見すると公平で、揉めにくい方法に見えます。
しかし、不動産の相続では、この「とりあえず共有」が将来の大きな問題につながることがあります。
■ 不動産は「半分ずつ」にしても半分にはならない
例えば、日進市にある実家を兄弟2人で2分の1ずつ相続したとします。
登記上はきれいに半分ずつです。
ところが実際の家を真ん中から切って、
「こちらは兄、こちらは弟」
と使うことはできません。
つまり、不動産の共有とは「建物や土地を半分ずつ所有する」というより、一つの不動産について複数人が権利を持つ状態なのです。
ここが預貯金との大きな違いです。
■ 問題は「今」ではなく10年後に起こる
相続直後は兄弟仲が良く、
「売る時は相談すればいい」
と思うかもしれません。
ところが10年後、兄が亡くなり、その持分を妻や子供が相続したらどうでしょう。
さらに次の相続が起きれば、共有者が3人、4人、5人と増えていく可能性があります。
すると売却したくても意見がまとまらない、連絡が取れない人がいる、といった問題が生じます。
つまり、相続で考えるべきなのは「今回どう分けるか」だけではなく、「次の相続が起きた時にどうなるか」なのです。
ここが不動産相続の大きなポイントです。
■ 「公平」と「平等」は違う
例えば、実家3,000万円、預貯金3,000万円なら、
長男が実家を相続し、次男が預貯金を相続する。
これも一つの方法です。
金額だけを見て何でも共有することが、本当に公平とは限りません。
不動産は、売却・管理・固定資産税・修繕・空き家対策まで考えて分ける必要があります。
また、相続した空き家を一定の条件で売却した場合、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる「相続空き家の3,000万円特別控除」が利用できる場合もあります。現在の制度では2027年12月31日までの譲渡が対象とされています。
■ 相続は「亡くなった後」から始めると選択肢が減る
2024年4月から相続登記も義務化され、不動産を相続したことを知った日から原則3年以内の登記が必要になりました。正当な理由なく申請しなかった場合には、10万円以下の過料の対象となる可能性があります。
だからこそ、相続対策は「税金の話」だけではありません。
誰が住むのか。
誰が管理するのか。
将来売る可能性はあるのか。
次の相続で誰に引き継がれるのか。
ここまで考えて初めて、本当の相続対策になります。
日進市で実家・土地・空き家の相続を予定されている方は、遺産分割を決める前に一度、不動産の価値と将来の使い方を整理してみてください。
「とりあえず共有」が、10年後の家族にとって「困った共有」にならないように。
相続は、財産を分けることではなく、次の世代が困らない形に整えること。
これが不動産相続で大切な考え方です。
