
【日進市の相続相談Q&A】家督相続とは?「長男が全部相続する」は本当?
【日進市の相続相談Q&A】家督相続とは?「長男が全部相続する」は本当?
日進市で相続相談を受けていると、
「うちは昔から長男が家を継ぐ家だから」
「父が家督相続をしたので、長男が全部相続すると思っていた」
というお話をいただくことがあります。
しかし、その考え方は現在の相続制度とは異なります。今回は「家督相続」についてQ&A形式で分かりやすく解説します。
Q. 家督相続とは何ですか?
A. 戦前の旧民法で定められていた相続制度です。
家督相続とは、「家」を存続させることを目的とした制度で、戸主の地位や財産を家督相続人が引き継ぐ仕組みでした。
多くの場合、長男が家督相続人となり、
・土地や建物・家業
・家名
・先祖代々のお墓
などを一括して承継していました。
現在のように兄弟姉妹で平等に遺産を分ける考え方ではありませんでした。
Q. 家督相続は今も有効なのですか?
A. いいえ。1947年(昭和22年)に廃止されています。
戦後の民法改正によって家制度そのものが廃止され、現在は個人単位の相続制度へと変わりました。
現在の相続では、
・配偶者
・子ども
・親
・兄弟姉妹
などに法律で定められた相続権があります。
そのため、「長男だから全部相続する」というルールは存在しません。
Q. 父が家督相続していた場合でも影響はありますか?
A. 現在発生する相続には影響しません。
例えば、祖父から父が家督相続していたとしても、父が亡くなった際の相続は現行民法によって判断されます。
そのため、
「昔から長男が継いできたから今回も長男だけが相続する」
ということにはなりません。
相続人全員に法定相続分が認められます。
Q. なぜ今でも家督相続の話が出てくるのでしょうか?
A. 慣習や価値観として残っているからです。
日進市でも昔から土地や農地を所有しているご家庭では、
「長男が実家を守る」
「先祖代々の土地は長男が継ぐ」
「お墓を守る人が不動産も相続する」
という考え方が残っていることがあります。
その結果、
「長男が全部もらうと思っていた」
「兄弟で話がまとまらない」
といった相続トラブルにつながるケースも少なくありません。
Q. 相続トラブルを防ぐにはどうしたらよいですか?
A. 生前から準備を進めることが大切です。
特に不動産は現金のように簡単に分けられないため、相続争いの原因になりやすい財産です。
日進市でも、
・実家を誰が相続するのか
・空き家をどうするのか
・売却するのか残すのか
で意見が分かれるケースを多く見かけます。
そのため、
① 財産を一覧化する
② 不動産の価値を把握する
③ 家族で話し合う機会を設ける
④遺言書を作成する
ことが重要です。
Q. 日進市で相続不動産の相談はどこにすればいいですか?
A. 相続に強い不動産会社や専門家への相談がおすすめです。
相続では法律だけでなく、不動産の評価や売却方法も大切になります。
「実家の価値を知りたい」
「名義変更がまだできていない」
「空き家をどう活用すればよいか分からない」
「相続人同士で意見が合わない」
このようなお悩みがある方は、早めの相談がトラブル防止につながります。
まとめ
家督相続とは戦前の制度であり、現在は廃止されています。しかし、日進市でも「長男が全部相続する」という考え方が残っているため、誤解から相続トラブルになることがあります。
相続不動産は早めの準備が何より大切です。日進市で相続や空き家、不動産売却についてお悩みの方は、専門家へ相談しながら円満な相続を目指しましょう。
