
親の財産を調査する方法
親の財産を調査する方法は、目的(相続対策・相続後の手続き・認知症リスクに備えるなど)によって多少異なりますが、以下のような方法で進めることができます。
1. 親に直接確認する
一番確実で、かつ法的な問題が生じにくい方法です。
保有している通帳や証券の確認
不動産の権利証(登記簿謄本)や固定資産税の納付書
保険証券
借金やローンに関する書類
※親が認知症等で対応が難しい場合は、別途「成年後見制度」などの検討が必要です。
2. 不動産の調査
方法1: 名寄帳の取得(固定資産課税台帳)
市町村役場で取得可能(親の委任状が必要)
その市区町村にある親名義の不動産が全てわかる
方法2: 登記簿謄本の取得
法務局またはオンライン(登記情報提供サービス)で取得
親の住所や氏名がわかれば調査できるが、所有している場所が分からないと困難
3. 金融資産の調査
銀行口座・証券口座を調べるには親の委任状または死亡後の「相続人」としての証明が必要
銀行に直接問い合わせるのは難しい(プライバシー保護の観点)
死亡後は「相続人代表」の立場で調査が可能
4. 保険の調査
親宛ての郵便物やメールを確認
保険会社に問い合わせ(委任状が必要)
生命保険契約照会制度(相続時に利用可)
5. 負債(借金)の調査
信用情報機関への照会(本人のみ可能)
CIC、JICC、全国銀行協会など
取引明細書、督促状の確認
相続開始後は「相続人調査」として債務も含めて調査
6. 専門家に依頼
税理士、司法書士、行政書士、弁護士など
調査が難しい場合や相続対策を進めたい場合は相談価値あり
注意点
親が存命中に無断で資産調査をするのは「プライバシーの侵害」となり得るので注意が必要
調査の方法や範囲により、法的な問題が出る可能性もあります(特に他人の通帳や書類の無断確認など)
